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【富永が解説!】アパートの「事務所利用」が断られるのはなぜ?法人登記がNGな物件が多い理由

こんにちは!

千葉県四街道市の富永不動産販売、担当の富永です。


最近、テレワークの普及や起業される方が増え、「借りたお部屋で仕事もしたい」「法人を立ち上げるので、借りた部屋を登記住所にしたい」というご相談が増えています。


しかし、賃貸物件の多くは「住居専用」となっており、事務所利用や法人登記ができないケースがほとんどです。


今回は、なぜアパートで事務所利用が断られたり、登記ができなかったりするのか、その理由を詳しく解説します。


1. アパートの「事務所利用」が断られる最大の理由

大家さんや管理会社がアパートでの事務所利用を断る主な理由は、「建物の維持管理」と「他の入居者への影響」にあります。


理由①:生活音や騒音トラブルの懸念

住居であれば、日中は仕事などで外出している入居者が多いため静かです。しかし、事務所利用となると、以下のトラブルが懸念されます。

  • 人の出入り:お客様や取引先、従業員の出入りが増え、共用部分が混雑したり、人の声やドアの開閉音が増えたりする。

  • 業務音:電話やパソコンの打鍵音、プリンターの音、店内の音楽などが、隣や上下の住居の騒音源となる。


理由②:共用部分の負担増と老朽化の促進

事務所として利用すると、住居利用よりも共用部分(エントランス、階段、廊下など)の使用頻度が高くなり、建物の老朽化を早める可能性があります。また、ゴミの量が増え、敷地内ごみ置き場の管理にも影響が出ることがあります。


理由③:「住居」と「事務所」では契約内容が異なる

住居と事務所では、賃貸借契約の法的根拠や税金(固定資産税)の計算、火災保険の種類などが異なります。住居専用で契約している物件を事務所利用に変更すると、税制面や保険面で複雑な問題が生じる可能性があります。


2. 「事務所利用可」でも法人登記ができない物件が多いのはなぜ?

中には「SOHO可」「一部の職種は相談可」として事務所利用を認めている物件もありますが、それでも「登記は不可」という条件が付くことが多いです。


これは、「登記簿に法人の住所として記載されること」自体が、以下の問題を引き起こす可能性があるためです。


理由:事業用物件への「用途変更」とコスト

多くの人が利用する事業用物件は、建築基準法消防法において、住居よりも厳しい規制が課せられます。法人登記が増え、実態が事務所利用とみなされると、大家さんは物件を事業用(非住居)として用途変更しなければならなくなり、多大な改修費用が発生する可能性があります。


まとめ:契約内容を必ず確認しましょう

アパートやマンションを借りる際は、契約書に「本物件は居住の用に供するものとし、事業目的での利用を禁ずる」といった特約が必ず記載されています。


オンラインでの仕事が増えた今、自宅で働くことは一般的ですが、「お客様が来る」「スタッフを雇う」「法人登記をする」といった行為は、原則として住居専用物件では認められません。


四街道市内で「自宅兼事務所」の物件をお探しの方は、必ず契約前に富永不動産販売の担当者にご相談ください。


お客様の事業内容に合わせて、最適な物件をご提案させていただきます。